創業ストーリー

株式会社SPLYZAの代表取締役社長である土井寛之が当社を創業したのは2011年5月2日。そこから約10年で自社提供サービスの主力である「SPLYZA Teams」の導入チーム数は約900となり、ユーザーは3万人を超えるまでに成長。また、2022年にリリースしたSPLYZA Motionはサービス提供開始から既に多くのユーザーの皆様に活用いただいています。

そんな株式会社SPLYZAの創業ストーリーを以下にまとめました。ぜひ、ご一読いただければと思います。

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SPLYZA始動

創業のきっかけは「週の7日間毎日ワクワクしたい」という想い

代表取締役の土井は元々ソフトウェアエンジニア。学生時代は部活動には所属せずスポーツとは無縁の生活を送っていましたが、社会人3年目にしてふとしたきっかけでウィンドサーフィンに出会います。それ以降、週末は朝から晩まで没頭。すると相対的に平日の仕事がつまらくなり、人生が1週間(7日間)の連続であるならば「7分の7ワクワクする日々を体験したい」と思ったのがきっかけで離職し、単身オーストラリアへ。

ところが、異国の地で好きなことに明け暮れても、まったく満たされない日々が続きます。オーストラリアはウィンドサーフィンの聖地。ただ、そこには知人や友人がおらず、黙々と練習だけをこなす日々。そこで土井は「僕はウィンドサーフィンが好きだけれど、仲間がいて、いつも一緒に練習して映像を撮り合い、終わったら一緒に映像を観る。それを観てご飯を食べながら議論する。これら全部をひっくるめて楽しかったんだ!」ということに気付くのです。土井には「アマチュアで日本一になる」という目標が今でもあり、当時から仲間達も同じような目標を持っていました。つまり、個人種目であっても皆が同じ目標を持ち、共有してそこに向かっていたというプロセスに満たされていた訳です。

その後日本に帰国した土井は、車の盗難という思いがけないハプニングに見舞われます。しかも車にはウインドサーフィンの道具が全て積んでありました。起業したい気持ちがありつつ、ウインドサーフィンを辞めなければ、起業の準備のためのお金も時間も作れない…葛藤していた土井はこれを機に一念発起。起業に向けて動き出すことになります。

ウインドサーフィン

「アマチュアスポーツマンの『もっと上手くなりたい』を叶える」

起業に向けて100以上のアイデアを出し、最終的に採用されたのは土井が最後に出した「プロスポーツではなく、アマチュアスポーツの領域にITが全然使われていない状況を改善しよう」という案。これは土井がオーストラリア滞在時に、日本の仲間と繋がるために映像を撮影し、技のやり方や近況などをブログに書いていた経験からくるものでした。

創業当時「IT × スポーツ」における分野では、オリンピックに出るようなプロやトップアスリート向けにしかサービスがありませんでした。どれも数十万〜数百万円というまずアマチュアには手が届かないものばかり。そこで、アマチュアスポーツマンの「もっと上手くなりたい」を叶えるというスローガンを掲げ、映像を活用した「IT × スポーツ」のサービスを実現するため、土井を含めた3名で株式会社SPLYZAがスタートしました。

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暗中模索

2014年に入り「Spoch」をリリース

株式会社SPLYZAの創業は2011年。それから時は経ち2014年1月、ようやくリリースされたサービスの名は「Spoch」。足掛け3年がかりのローンチでしたが、全くといっていいほどコンシューマーからの反応はありませんでした。それもそのはず。当時SPLYZAの創業メンバーにはエンジニアしかおらず、BtoCのマーケティングに精通した者はいませんでした。その後は展示会へ出展したり、Facebookで告知なども行いますが、反応があるのはスポーツに全く関係のない友人ばかり。

そもそもアプリを長期間リリースできなかったのには理由がありました。それは開発していた自分たちが「欲しいもの」として、自らをユーザーに想定して開発を行っていたことに起因していたこと。必要と思わしき機能はとりあえず実装し続けたことで、いたずらに開発工数ばかりが増えていったのです。

そんな中、土井は2014年の春先に全国の大学にメールや掲示板への書き込みで売り込みをかけます。そのように膨大な量のセールスを行ったのにも関わらず、サービスへのアカウント登録はたったの2ユーザーのみ。この時点で心は折れかけ、そもそもコンセプトが間違っているのでは?と思うほどのスランプ状態でした。次にどんな手を打てば良いかもわからず、ひとまず「Spoch」のサービスは棚上げとなりました。

SPLYZAの歴史

2014年後半「Clipstro」「Clipstro Golf」をリリース

ここまでの教訓を活かし、今度は僅か2ヶ月間で開発し立て続けに2つのアプリをリリースします。2014年7月にリリースした「Clipstro」は撮影したスポーツの映像を残像動画に自動変換するアプリで、同年12月には「Clipstro Golf」はそれをゴルフのスイングに特化したものを発表。ただこちらも、最初は知人にしか使われませんでした。また当時は"アプリの買い切りモデル"も終焉を迎えつつあり、"基本無料"のアプリが業界のスタンダードに。ビジネスモデルはさて置いて、「そもそも認知されなければ何も始まらない」ということを改めて悟ります。

そこで土井は「自らの足で稼いでスポーツ関係者の知人を増やす」という作戦に打って出ました。そこから1年間全国津々浦々を巡り、スポーツビジネス関係者や部活の指導者、果てにはスポーツメディア等にも顔を出すように。その狙いは功を奏し、徐々にメディアにも取り上げてもらえるようになります。

Clipstro Golf

そして2014年末、App Storeの特集に「Clipstro」がピックアップされ、翌2015年にはMicrosoft Innovation Awardを受賞。少しずつではありますが、SPLYZAという会社と自社開発のアプリが世の中に認知されていきます。

なお、2016年に入ってからも宙ぶらりんのままだった「Spoch」のことをあきらめきれずにいた土井は、日々スポーツ関係者にヒアリングを続け、再リリースに向けて改善点や要望を洗い出していました。試行錯誤の結果、もともと個人スポーツ向けに作っていた「Spoch」は、チームスポーツを対象とした機能を充実させ再出発。そして2016年10月、満を持してSpochの改訂版となる「SPLYZA Teams」がリリースされるのです。

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藁にもすがる思い

順調なスタートを切ったように思えたものの、まだまだ試練は続く…

「SPLYZA Teams」のβ版リリース時の反応はこれまでにないほど好調で、合計で20種目150チームからトライアル登録がありました。しかし、今度はアプリが全く使用されなかったのです。その結果、2017年1月の正式リリース時、契約(課金)をしてくれたユーザーは登録150チーム中、5チームのみという惨憺たる状況でした。さらにその頃、土井は年間でVCに20〜30社は会っていましたが、どこからも「アマチュアスポーツは儲からない」と判断され、資金調達すら上手くいかない日々が続きます。

なお、今回は"スポーツ関係者の知り合いが増えたこと"が裏目に出てしまいます。多岐にわたる種目、さまざまな世代の指導者からの要望&ヒアリングを受けたことでアプリ内の機能を満載してしまったのです。考えうる機能を盛り込みまくったものの全く使われない。ただ、掴みかけた目の前のチャンスを逃すわけにはいきません。

そこで、最初の5チームのうち最も多かった「高校サッカーの部活動向け」に機能を絞り込むことを決意します。ただ、2017年7月に浜松で行われたサッカーフェスティバルの営業ではことごとく指導者の方々からダメ出しを受けてしまいます。例えば、「興味はあるけど追加で何かする時間がない」であるとか、「これ以上に仕事増やしたくない」と。そこでも土井は諦めず、発想の転換を図ります。

TEDxHamamatsu

「TEDxHamamatsu」登壇時の土井。その時のプレゼンテーション動画はこちら→[ YouTube ]
写真提供: TEDxHamamatsu

顧客の問題を解決するためのソリューション提供がようやくフィット

現在は高校でもスマホ持ち込みOKであったり、学校のWi-Fiが使えることも少なくありません。中には生徒に1台ずつタブレットが支給される学校も。そこで「映像の分析作業を生徒にも参加してもらおう!」というアイデアを思いつくのです。それに伴い、「SPLYZA Teams」は複数名で同時作業できるよう1ヶ月でガラリと作り替えられました。

それから各所に売り込みに行き講習会を行うと、生徒達は面白がってくれるうえ、先生方は感動してくれるという今までにないリアクションが(!)。株式会社SPLYZAにとって、そして全国の部活動にとってのイノベーションが生まれた瞬間でした。以降の講習会ではユーザーの反応が180度変わり、これをきっかけに全国の育成年代のチームにおいて「試合の映像分析をする」「チーム内で分析班を作る」というムーブメントが起きました。

SPLYZA Teamsのアプリ画面

このように、"プロブレムソリューションフィット(=顧客が抱える問題や課題を解決する製品を提供可能になること)"を成し遂げたSPLYZAは、ユーザーの本質的な課題が明確になり、潜在顧客の課題を満たすことができるようになりました。以前のように開発サイドの「自分がほしい!」という機能には目もくれず、あくまで機能開発はユーザー最優先というスタンスをとるようになります。

余談ですが、SPLYZAは(サッカーが盛んとされる)静岡県で創業したことがきっかけで、高校サッカーを中心にサービスを展開することができ、浮上のきっかけを掴むことができたとも言えるでしょう。もし東京や大阪などで起業していたら…きっと別の結果が待ち受けていたかもしれません。

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飛躍の兆候

動き出した歯車。パズルのピースが揃い始める

2018年に入り、それまで社内に居なかった人材が続々とジョインします。サッカーのアナリスト、元教員で部活動指導者、SNSマーケ&デザイナーの3名が短期間で入社しました。当時は求人募集も特にしておらずキャッシュもギリギリ、ユーザーもあまり増えないまま(自社サービスでの収入もほとんどない関係で)受託開発を平行しているような状況。一方的に門戸を叩かれても、とても新たに人を雇うような状況ではありませんでしたが、一か八かで採用を決めます。

それ以降は「SPLYZA Teams」をより使いやすくするため、顧客からの要望やフィードバックを活かし、社内での新機能開発は更に活発になりました。それにより、2018年以前に比べアプリ内の機能は10倍以上使われるように。またSNSを活用したマーケティングやオウンドメディアの立ち上げにより、これまで手の行き届かなかった層へのアプローチも積極的に行い、結果的に利用ユーザー数は右肩上がりに増えていきます。

SPLYZA Teams 導入チーム数の推移

2019年8月、ユーザーを中心に栃木県矢板市にて念願のSPLYZAカップを開催。2020年からはセールスをより強化し、会社創業10年目にして「SPLYZA Teams」の導入チーム数は500を超え、ユーザー数は3万人を超えるまでにサービスが成長しています。なお、2023年3月時点で導入チーム数は約900チームまで増加しています。

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グローバルな集団

世界中から仲間が集まったグローバルな集団

SPLYZAで働くスタッフの国籍は実にワールドワイド。日本、アメリカ、イギリス、ホンジュラス、中国、バングラデシュ、フィリピンと7カ国にも及びます。外国籍のスタッフの多くはエンジニアで、多言語に対応した開発も可能となっています。

地方起業にはメリットもありますが、人材採用の面では若干のデメリットもあります。ただ、SPLYZAには創業メンバーにアメリカ人がいたこともあり、日本人採用にこだわらず外国籍のスタッフの採用も積極的に行いました。一般的にプログラムに関する資料は英語がほとんどですから、日本語だけで資料を読んでいる人より英語でも読める人の方がいい、というのもあります。LinkedInやstackoverflowなどのサービスを使ったことで、世界中の優秀なエンジニアから、短期間で何十人という数の応募がありました。

グローバルな集団

例えば日本で働きたい外国籍の方がいたとしても、グローバルな体制を整えている大企業でない限り(日本語話者でない等の理由で)雇ってくれる会社は限られています。しかし、日本語が完璧に話せなくても働ける環境があるのはSPLYZAの強みです。なお、現在の開発環境におけるマジョリティ言語は英語ですが、状況や相手により柔軟に対応できる環境が整っています。

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教育分野での広がり

教育現場の急激な"デジタル化"の波に乗る

2020年からのコロナ禍に加え「GIGAスクール構想」といった文部科学省の後押しもあり、ICT教育が急激に進むようになりました。それに伴い、自社開発サービスとして新たに2020年4月、授業のオンデマンド配信のためのカメラワーク自動編集アプリ「Lecta」をリリース。徐々に教育分野での活用を見越したアプリ開発にも着手するように。そんな中、大阪体育大学浪商高校(以降「浪商高校」と表記)から「ICT教育の一貫としてSPLYZA Teamsを授業利用する形で導入したい」という相談を受けます。

SPLYZA Teamsがもともとチームスポーツ専門のアプリであったため、要望として「個人競技や、スポーツサイエンスの文脈でバイオメカニスなどの分野でも活用したい」という声を受け、新たに”AIによるマーカーレス動作分析”を可能としたアプリの(浪商高校との)共同開発に着手。こうして誕生した「SPLYZA Motion」は2021年9月に浪商高校にて正式導入となり授業での実運用開始。2022年9月には晴れてβ版をリリースするに至ります。2024年10月現在では130を超える教育 / スポーツ / 医療分野での団体および組織にてご利用いただき、日々シェアを拡大しつつあります。

教育分野での広がり

学校教育現場への浸透を始めたTeamsとMotion

このように、従来想定していた部活動ユーザーを基点に、授業や進路といった「学校全体での活用」という形で展開。現在では全国の自治体や、多くの小・中学校での利用事例が増えてきています。特に小・中学校に関しては現場の先生たちが意欲が高く協力的で、各地でセミナーが開催されたりと、教育分野での開発や取り組みは澱みなく進みました。

活用事例として、小・中学校では体育授業での活用がメインとなっており、『「課題発見」から「課題解決」までを主体的に行うための映像振り返りツール』として、"考えの可視化"や"コミュニケーションの向上"、"プロセスを重要視した評価"といった点を見込んでのSPLYZA Teamsの導入が進んでいます。また高校での活用事例としては、探究授業でのSPLYZA Motionの導入が多く見受けられ、主にスポーツサイエンス分野を扱う学科をもつ学校において、生徒たちが実際にアプリを利用する中で「どうすれば研究に必要な数値が得られるか」を彼ら自身で考えながらアプリを活用するという事例も増えています。

加えて、直近では教育現場での経験のある元教員のスタッフもSPLYZAにジョインしており、ツールの提供だけに限らず、"SPLYZA MotionやSPLYZA Teamsを活用した授業のカリキュラム"を、SPLYZA側から提案できるようになったのも強みと言えるでしょう。

SPLYZA Motionの広まり

その他にも、大学の現場の課題として「モーションキャプチャーなど高額のシステムを導入するもうまく活用しきれていない」という事例もあり、SPLYZA Motionを導入することで問題を解決してもらうという流れも徐々にでてきています。

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ヘルスケア領域への挑戦

AIによる動作解析技術はヘルスケア分野でも活躍

ここまで、SPLYZA Motionはエデュケーション分野に特化してプロダクト開発を行っていましたが、想定していた以上に技術面での進化を遂げたことで、大学などの研究機関やスポーツサイエンスを扱う学科や学部、加えて医学部やリハビリーテーションの分野でも活用できるようになりました。

特に現場にいる教授や生徒の皆さんから、「SPLYZA Motionがあれば、医療やヘルスケアなどの現場でもすぐに活用できる」と多くの後押しを頂いたのは励みとなりました。

また、2023年の年末からは大学との共同研究もスタートしています。2023年12月には京都大学、2024年1月には吉備国際大学、2024年8月には大阪大学大学院医学系研究科とそれぞれ協定を結び、「AIによる動作解析技術」をメインとした研究を着々と進めています。このように、大学のスポーツサイエンス分野での事例を増やしつつ、ヘルスケア領域での利用拡大も徐々に広がっています。

ヘルスケア領域への挑戦

まだまだ青天井のSPLYZAプロダクト

これまでSPLYZAのプロダクトは「スポーツを振り返ることで上達する」「スポーツを通して成長する」といった切り口がメインでしたが、SPLYZA Motionがユーザーに浸透しはじめたことにより「スポーツに取り組む際に怪我をしにくくなる」「怪我をした場合でも適切なリハビリを行うことでリカバリーを早める」といったアウトカムもうまれるようになりました。SPLYZAとしても新たに「上手くなりたいを叶える」というビジョンを掲げ、「スポーツや教育、医療での上手くなる・上手く動かすに貢献する製品を開発 / 提供する」ことをポリシーとしています。

このように、スポーツの競技面におけるサポートだけでなく、様々な角度からスポーツに向き合うことができるようになったこと。また、教育やヘルスケアの分野でも貢献できるようになり、SPLYZAが提供するプロダクトの可能性は、まだまだ伸びしろを秘めていると言えるでしょう。

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これからのビジョン

スポーツを通して現代社会を生き抜く人材を育成する

スポーツは正解のない問題であり、その課題の発見と解決方法をトライ&エラーでより最適解に近いものを導き出し続けるものでもあります。年代問わず、社会を生き抜くチカラをスポーツで、そしてSPLYZAのサービスを活用することで身につけて頂ければと強く願っております。

さらに、SPLYZA Motionでは「膝や足腰の問題の予防」、「スポーツ選手やブルーワーカーの動作負荷の可視化による労災の予防」など、健康維持や安全対策の観点からも社会に貢献できる可能性を秘めています。今後も、スポーツとヘルスケア分野において、より多くの人々の「上手くなりたいを叶える」サービスの実現を目指していきます。

加えて、SPLYZAには長期的なビジョンとして『全天候型に対応したグラウンドや体育館などがあり、全ての会場に映像撮影の機材を完備している「SPLYZA Park」を設立する』という夢があります。試合や大会が開催されるだけではなく、試合終了後すぐにスタッツや映像分析が可能なMTGルームを完備。これまでのスポーツの「やっておしまい」から脱却し、スポーツの「振り返り文化」をより浸透させていきたい想いがあります。

これからのビジョン

SPLYZAのプロダクトが皆さんの"人生のスタンダード"に

SPLYZAで提供している製品は、将来的には世界中のユーザーに使ってもらえるようなサービスに成長させていきたいと考えています。我々のサービスを使ってプロになれた。オリンピックに出ることができた。怪我を治すことができた。リハビリに活用してまた歩けるようになった。そんな声が毎日届くようなソリューションを今後も提供していきます。

また、現在SPLYZAでは画像認識やディープラーニングなどAI分野の技術導入にも積極的に取り組み、最先端のテクノロジーを駆使することで、これまで人の手を介していたものも自動化できるような技術を研究・開発しています。今後もユーザーの課題解決をサポートできるサービスを積極的に展開し、創業者である土井の掲げるテーマ「7分の7ワクワクする日々」を、株式会社SPLYZAは体現し続けます。