社員インタビュー:デザイナー対談編

今回は株式会社SPLYZAに在籍する2人のデザイナーが対談形式で、デザイナーとしての仕事の進め方や物事の考え方、そして浜松という地方都市の環境などについて語っています。



河野:
さて。まずは簡単な自己紹介から行きましょうか。

SPLYZAで主に広報まわりのデザインやマーケ&ブランディング面の業務を担当しております、河野です。出身は宮崎で、就職で東京に出たのち約10年前に浜松に拠点を移しました。サッカーに関するインフォグラフィックやアートワークも作ったりしていて、「GG」という名義でクリエイターとしての活動もしています。

鈴木:
SPLYZAで主に自社アプリのUI/UXデザインを手がけている鈴木です。出身は袋井の大の巨人ファン(推しは亀井選手)です。私も就職で東京で働いていたんですが、数年前にUターンで浜松に戻ってきました。最近はエコパにジュビロ磐田の試合を観にいったりと、大好きな野球以外にもサッカーの勉強もはじめました。

河野:
鈴木さんは元々エンジニアだったんですよね?僕も前職の制作会社では広く浅くプロジェクトに関わっていたので「デザイナー専任」という訳ではなかったんですが、就職してからプロダクトデザイナーに転向ってどういう経緯だったんでしょうか。

鈴木:
そうですね。元はSEでシステム設計をガッツリやったりSQLを触ったりしてたんですが、デザイナーを志したきっかけは社内のプロジェクトで画面設計に携わった時に楽しくて。それが一番最初ですね。

デザイナーは人の目に触れる部分でもあるので、何にもないところから1を生み出す創造力が必要なんだ!って思わされました。なので、普段からの観察力ってすごく重要だなって思います。

河野:
確かに。デザイナーを何年も続けてる人と話をすると、「え?そんなとこみてるの?」って人が多い気がしますね。そこは適性というか、幼少期から(観察対象の)特にエッジが効いてる部分がどこかを瞬時に見抜く力が高いんだろうなと思います。模写だったり声マネだったり空間認知だったり、あとは「この人はこういう話が好きで笑いのツボはここだ!」とかを心得ていたりね。

かといって、コミュニケーション能力がめちゃくちゃ高いってわけじゃないのも面白いんだけど。

鈴木:
私も人と話をしたり、何を考えているのかを聞いたりするのが好きなんですが、説明下手なところもあるので、そこはドキュメントを用意してカバーする感じですね。そこでようやく同じ土俵に立てるというか。特にセールスチームの皆さんは人種が違うなって、どこの職場に行っても思います。もちろん良い意味で、純粋にすごいなって。

河野:
営業チームの皆さんは本当に尊敬します。営業あっての会社ですからね。僕も人と話をしてると話題がどんどん逸れていくから、確かに説明とかプレゼンはかなり苦手です。まあ、だからこそデザイナーをやってるっていう部分もあるかもしれません。なにかを作ることで表現したいというか。やっぱり小さいころに図画工作だとか、夏休みの作品コンクールなんかで入賞みたいな。デザイナーってそういう成功体験を積み上げてきた人たちの多くが行き着く職業だと思いますし。あ、早速話が逸れてますね…

話を戻します。今は自社開発がメインだと思いますが、前職の時と比べて仕事の仕方に変化はあったりしますか?

鈴木:
クライアントワークと自社開発のプロジェクトで決定的に違うのは、想定しているユーザーの解像度ですかね。前者はすごくぼんやりしているのと、お金を出す人というか意思決定者にパワーバランスが寄りすぎていて、よくちゃぶ台返しを喰らうこともありました。

今はまずユーザーの調査から何からなにもない所からのスタートなので、私としてはやりやすいですね。市場を作る側だから、インターネットに「ユーザーを攻略する情報」なんてまず載ってないですし。あとはいまの体制がデザイナーの意図をかなり尊重してもらえるので物凄く仕事が進めやすいです。画面設計に関してはシステムが絡むわけですが、直接エンジニアの皆さんとやりとりしながら進められるのも、滞りなく仕事ができることに繋がっていると思います。

河野:
組織のあり方は僕も、今の形はかなり理想的だなと思います。各部署にそれぞれスペシャリストがいて、それでいて個人のやり方で仕事が進められるというか。もちろんその分責任であったり、クオリティコントロールはしっかりやらないといけない訳だけど。パフォーマンスを最大限に発揮できる環境は整っているかなと思いますね。今はまだ少人数だから良いのかもしれないけれど。

少し話題を変えて、僕も鈴木さんも東京で数年間働いて地方都市に来た(戻った)訳だけれど、仕事のやりかたでギャップに苦しんだりとかはありましたか?

鈴木:
うーん。そこまで極端なものは無かったと思います。ただ東京の人はアンテナの感度が高いというか、勝手にその環境にいるだけでどんどん情報が入ってきていたなって今になると思いますね。静岡に戻ってきただけなのに、自分から探しにいかないとトレンドにすぐ置いていかれる!っていう感覚には陥りました。でも、それ位かな。それと、今はリモート勤務が当たり前だから引き合いにだしても弱いけど、やっぱり満員電車での通勤がないってだけで天国でした。

河野:
満員電車はあれだけでメンタル削られるからね。あと、全ての地方がそういう訳ではないと思うけど、浜松の人は「仕事は仕事。プライベートはプライベート」って割り切ってる人が多いですよね。仕事!集中!はい休み!遊ぶ!みたいな。なので仕事と子育ての両立がしやすいというか、そういうのに地域全体が理解がある環境だなあとは思います。コロナ禍でも子供を連れて遊びに行ける所もたくさんあるし。

鈴木:
はい。浜松、すごく良いところだと思います。20代のうちは物足りないかもしれないけど。食べ物もおいしいですし。

河野:
自転車通勤だと春先の強風ぐらいかな。厄介なのは。なんだか最後は会社というより浜松の良い所紹介みたいになっちゃいましたが…でもやっぱり仕事って人間関係もそうだけど、環境も大事だと思うので、もし我々のこのやりとりを読んで「ここで一緒に働きたい!浜松に住んでみたい!」と思う方が少しでも増えてくれたらいいなと思います。本日はありがとうございました。

鈴木:
はい!ありがとうございました。

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